武双山(藤島親方)の伝説を徹底解剖！スキンヘッドの理由や現役時代の名勝負とは？

【武双山(藤島親方)】スキンヘッドの理由や現役時代の伝説を徹底解剖！

武双山vs千代大海 (平成10年七月場所)
画像引用元:youtube

武双山関といえば、平成の大相撲を彩った人気力士のお一人。

その強さとともに、スキンヘッドと独身という個性的なキャラクターでも注目を集めました。

本記事では、そんな武双山関、現在の藤島親方について、スキンヘッドにした理由や現役時代の伝説、親方としての活動など、様々な角度から掘り下げていきます。

一般男性
武双山関の生い立ちやキャラクターは、いつも話題になるね。
一般女性
ええ、スキンヘッドや独身という点も、彼の個性として強く印象に残るわ。

武双山(藤島親方)の基本情報

  • 本名：尾曽 武人（おそ たけひと）
  • 出身地：茨城県水戸市（出生地は勝田市、現在のひたちなか市）
  • 生年月日：1972年2月14日
  • 身長：184cm
  • 体重：177kg
  • 愛称：オソ
  • 所属部屋：武蔵川部屋（現役時代）
  • 得意技：突き、押し、左四つ、寄り、巻き落とし
  • 最高位：東大関
  • 生涯戦歴：554勝377敗122休
  • 現役在位：72場所
  • 受賞歴：優勝1回、殊勲賞5回、敢闘賞4回、技能賞4回
  • 藤島部屋創設：2010年9月
  • 藤島部屋所属力士：武将山、藤青雲など

武双山関の父、尾曽正人氏はアマチュア相撲界の著名人で、国民体育大会に11回出場した経験を持つ実力者です。

武双山関は、そんな父の影響を受けて幼い頃から相撲に親しみ、その才能を開花させていきました。

なぜスキンヘッドに？その理由とエピソード

武双山関といえば、力士らしからぬスキンヘッドがトレードマークでした。

その理由については、明確な情報は見つかりませんでしたが、2012年1月場所中のラジオ番組『どすこいFM』での浦風親方（元幕内・敷島）の証言によると、行きつけの理髪店で担当の理容師がいなかったため、失敗されてスキンヘッドになってしまったとのことです。

偶然の産物だったスキンヘッドですが、これがかえって武双山関の個性を際立たせることになりました。

一般男性
スキンヘッドって、一見すると偶然のようだけど、実は彼の個性を強調してるんだよね。
一般女性
うん、そのシンプルな見た目が、逆に印象深く感じるわ。

独身説の真相は？

武双山関は、現役時代から独身であることが知られており、「結婚しない力士」として話題になることもありました。

インターネット上では様々な憶測が飛び交いましたが、ご本人が結婚について公に語ったことはなく、真相は不明です。

これらの話題は、武双山関のミステリアスな一面として、ファンの間で議論を呼んでいました。

「元武双山の突き押し相撲に憧れて　藤島部屋に入門した拓殖大・五島雅治は学生3位の実力者「早く関取に」」

引用元: 東京新聞

現役時代の伝説とエピソード

驚異のスピード出世！

【怪物】武双山が相撲協会を救う！？叩き上げに憧れた男
画像引用元:youtube

武双山関は、アマチュア横綱の実績を引っ提げ、1993年1月場所に幕下付出で初土俵を踏みました。

わずか7場所という驚異的なスピードで関脇に昇進し、「平成の怪物」として注目を集めました。

幕下、十両でそれぞれ2場所連続優勝を果たし、新入幕の際にはまだ相撲教習所の生徒だったというエピソードも残っています。

千代大海との壮絶な「けんか相撲」

1998年7月場所の千代大海戦は、武双山関の現役時代を語る上で外せない一番です。

両者一歩も引かない激しい張り手の応酬は、まさに「けんか相撲」と呼ぶにふさわしいものでした。

武双山関は口内を切って出血しながらも、最後は突き出しで勝利。

この一番は、相撲史に残る名勝負として語り継がれています。

興味深いのは、これほどの激闘を繰り広げたにもかかわらず、武双山関と千代大海関の間に遺恨は一切なかったということです。

これは、相撲における敬意とスポーツマンシップを象徴するエピソードと言えるでしょう。

ライバル・魁皇との友情

武双山関と同い年の魁皇関（現・浅香山親方）とは、最大のライバルであると同時に大の親友でもありました。

二人とも平成12年に初優勝を飾り、ほぼ同時期に大関に昇進。

長く大関の地位を守り、角界を盛り上げた二人。引退後もその友情は続いています。

土佐ノ海とのライバル関係

アマチュア時代から土佐ノ海関とはライバル関係にあり、「東の尾曽（武双山）、西の山本（土佐ノ海）」と称されていました。

高校、大学時代を通じて競い合い、プロ入り後もその関係は続きました。

みのもんたから化粧廻しを贈呈される

2003年の日本大相撲トーナメントで優勝した際、ゲスト解説を務めていたみのもんたさんから化粧廻しが贈呈されました。

みのもんたさんが放送中に「武双山が優勝したら化粧廻しを送る」と公約したことが実現したものです。

連勝記録

武双山関は、幕下時代に14連勝を記録しています。

これは彼の強さと勢いを象徴する記録と言えるでしょう。

親方としての活躍

2004年11月16日に現役を引退した武双山関は、年寄・藤島を襲名。

2010年9月には、武蔵川部屋を継承する形で藤島部屋を創設しました。

二所ノ関一門に移っていた藤島の名跡を出羽海一門に戻したことは、大きな功績と言えます。

現在は親方として後進の指導にあたりながら、審判委員や事業部副部長などの要職も務めています。

藤島部屋からは、2023年3月場所に武将山が新入幕を果たすなど、今後の活躍が期待される力士が育っています。

「千代天山は中学卒業後に元横綱北の富士の九重部屋へ入門し、1991年春場所初土俵。師匠が元横綱千代の富士の九重親方に代替わりした後の1997年初場所で新十両、その2年後には新入幕を果たした。」

引用元: 日刊スポーツ

まとめ：武双山(藤島親方)の未来

武双山関は、現役時代の実績はもちろん、スキンヘッドや独身といった個性的なキャラクターで多くのファンを魅了しました。

引退後は親方として、また協会の役員として大相撲の発展に貢献しています。

彼の特徴的なスキンヘッドは、偶然の産物から生まれたものですが、それがかえって彼の個性を際立たせ、ファンの記憶に残る力士となりました。

現役時代には千代大海関との壮絶な「けんか相撲」や、魁皇関とのライバル関係など、数々の名勝負を繰り広げ、相撲ファンを熱狂させました。

藤島部屋からは、武将山関をはじめ将来を期待される力士が育っています。

武双山関は、力士として、そして親方として、大相撲に大きな足跡を残しました。

これからも藤島親方として、大相撲界を支え、発展させていくことを期待しています。