【豊昇龍の高校などの学歴は?モンゴル出身力士の知られざる学生時代】
モンゴルからやってきた少年
大相撲で活躍する力士の中には、外国出身力士も数多く存在します。
近年では、モンゴル出身力士の活躍が目覚ましく、日本の国技である相撲において欠かせない存在となっています。
その中でも、アグレッシブな相撲で人気を集める豊昇龍の学生時代はどのようなものだったのでしょうか?
今回は、豊昇龍の高校時代を中心に、知られざる学生時代に迫ります。

モンゴルから来たという背景は、彼の強さの源にもなっているんだろうね。

そうね。異国の地での経験が、彼の精神を鍛えたのかもしれません。
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豊昇龍の出身高校は?
豊昇龍は、モンゴルの中等教育を卒業後、日本体育大学柏高等学校(入学当時は柏日体高等学校)にレスリング選手としてスカウトされ、日本に留学しました。
叔父の元横綱・朝青龍の影響もあり、幼い頃から格闘技に親しんでいた豊昇龍ですが、レスリングでオリンピック出場を目指し来日。
来日当初の体重は66kgと、現在の力強い体格からは想像もつかない数字です。

日本に留学して、高校生活を送ったというのはすごいチャレンジだね。

本当に。異文化の中で学びながら、スポーツにも打ち込む姿勢は尊敬に値するわ。
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モンゴルの教育制度と日本語学習
ここでは、豊昇龍の出身地であるモンゴルの教育制度について触れます。
モンゴルでは、6-3-3制が採用され、小学校6年、中学校3年、高校3年の義務教育が行われています。
また、小中高一貫教育が一般的で、外国語(英語・ロシア語など)が必修科目となっています。
豊昇龍も、高校生活を通じて日本語を習得していったと考えられます。
レスリングから相撲へ
日本体育大学柏高等学校に入学した豊昇龍は、レスリング部で練習に励んでいました。
しかし、高校1年生の時、授業の一環で両国国技館を訪れた際、相撲の迫力に魅了され、相撲を始める決意を固めました。
幼い頃は叔父の朝青龍を見て「相撲は絶対やらない」と決めていた豊昇龍も、国技館での体験を経て、叔父と同じ道を歩む決心をしました。
叔父は当初驚き反対しましたが、最終的には豊昇龍の熱意に押され、相撲部への転部を認め応援するようになりました。

レスリングから相撲への転向って、大きな決断だったに違いないね。

ええ、国技館での迫力を見て、その場で心が動いたんだと思うわ。
高校時代の豊昇龍
相撲部に入部した豊昇龍は、持ち前の運動神経と体格の良さで急速に実力を伸ばしました。
横綱豊昇龍を招き発会式 四国地区後援会が設立 大相撲 https://t.co/VxNGg4mPQR pic.twitter.com/rZw48SJzaC
— 徳島新聞 (@tokushimapress) March 5, 2025
豊昇龍
15歳の頃の写真だそうです pic.twitter.com/nHBsoiPRA4— 和製ベナジザ (@wasei_benaziza) March 1, 2025
高校時代には、数々の大会で優秀な成績を収め、後にラグビー選手として活躍するヴァイレア選手とも友情を育んでいました。
大会名 | 種目 | 成績 |
---|---|---|
第64回関東高等学校相撲大会 | 重量級 | 優勝 |
インターハイ | 個人 | 2位 |
愛媛国体少年の部 | 個人 | 3位 |
学業と相撲の両立
豊昇龍は、高校時代、学業と相撲の両立に全力を注いでいました。
レスリング部から相撲部への転部条件として、学業をおろそかにしないという約束もあったと言われています。

学業もしっかりこなしながら、相撲に打ち込む姿勢は見事だね。

ええ、そのバランスが彼の成長を支えたのだと思うわ。
豊昇龍の現在地
高校卒業後、豊昇龍は立浪部屋に入門しました。
不祥事で引退した朝青龍の甥ということで、多くの部屋が入門を敬遠する中、立浪部屋だけは彼を迎え入れました。
入門後も朝青龍とはメールでやり取りを続け、「自分の力で強くなれ!」などのアドバイスを受けながら成長。
厳しい稽古の末、2023年7月場所後に大関昇進、2025年1月場所では幕内最高優勝を果たし、3月場所後に横綱昇進を決めました。
学生時代にレスリングから相撲へ転向するという大きな決断が、現在の成功につながっているのでしょう。

横綱昇進を果たした彼の努力は、本当に素晴らしいと思う。

そうね。彼の成長と挑戦は、見る者に勇気と希望を与えているわ。
「横綱豊昇龍の四国地区後援会設立 徳島市で発会式」
まとめ
今回は、豊昇龍の高校時代を中心に、学生時代の学歴や転向のエピソードについてまとめました。
モンゴルから来日し、レスリングから相撲へ転向、そして横綱にまで上り詰めた彼の歩みは、学業と相撲の両立や不屈の精神の賜物です。
彼の努力と才能は、多くの若者に夢と希望を与えるとともに、相撲界の国際化を促進する力となるでしょう。
豊昇龍の今後の活躍から、ますます目が離せません。