【琴櫻(元琴ノ若)の性格】土俵内外で見せる意外な一面とは?

琴櫻 初優勝!<令和6年九州場所>SUMO

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幼少期と相撲との出会い

琴櫻関は、1997年11月19日、当時現役力士だった琴ノ若(当時)の長男として誕生しました。祖父は第53代横綱・琴櫻傑將、父は元関脇・初代琴ノ若という、まさに相撲一家に生まれたサラブレッドです。

2歳頃からまわしを締め、幼稚園に行くときも雪駄を履くほど、幼い頃から相撲に強い憧れを抱いていたといいます。毎朝、祖父の稽古を見学し、相撲の基本を叩き込まれました。

小学校時代は、名門の柏相撲教室に通い、厳しい稽古に励んでいました。祖父の稽古は厳しかったものの、稽古後に一緒に銭湯へ行き、帰りにアイスを食べるという微笑ましい日課もありました。

しかし、琴櫻関が小学校4年生の時に、祖父が他界し、一時は目標を失ってしまうこともありました。

その後、小学校を卒業すると、自ら両親に埼玉栄中学校への進学を希望。厳しい環境に身を置くことで、心身ともに成長を遂げました。

一般男性
「幼い頃から相撲に触れていたなんて、家族の絆が強い証拠だね。」
一般女性
「本当に。日々の稽古と家族との時間が、今の彼を作ったのだと思うわ。」

「琴桜、3敗目で黒星先行 取材断る/春場所」

引用元: sanspo.com

琴櫻(元琴ノ若)関の性格

琴櫻関の性格は、「穏やかで優しい」といえるでしょう。

父である佐渡ヶ嶽親方は、琴櫻関の性格について「父親ゆずりの穏やかな性格」と語っています。

対戦相手の千代大龍関も、琴櫻関の体質について「かち上げにいったけど柔らかくて芯を捉えられなかった。白鵬関みたいな感じ」と表現し、穏やかな人柄がうかがえます。

しかし、その穏やかさの中には、熱い闘志が秘められています。2024年11月場所では、14勝1敗で初優勝。大関昇進後、結果が出せず苦しんでいた時期も、大の里関の大関昇進を機に「ガムシャラにやれるところまでやろう!」と覚醒したといわれています。

インタビューでは「余計なことはせず、自分の持っているものを出し切ること」と強い決意を語り、内に秘めた闘志を感じさせます。また、琴櫻関は非常に「努力家」でもあります。

祖父である先代琴櫻は、毎日午前3時に土俵に降りて稽古に励んでいたといいます。琴櫻関自身も、埼玉栄高校時代は、力士として大成しなかった時のために勉学にも励んでいたそうです。こうした努力家の一面も、琴櫻関の大きな魅力です。

一般男性
「穏やかで優しいと言いつつ、内に秘めた闘志が感じられるのが印象的だね。」
一般女性
「本当に。家族や周囲の支えがあってこその、努力家な一面だと思うわ。」

「【相撲編集部が選ぶ春場所3日目の一番】阿炎が琴櫻も倒し3連勝。カド番大関琴櫻は試練の2敗目」

引用元: bbm-japan.com

試練を乗り越えて

琴櫻関は、相撲人生において「幾度となく試練を乗り越えて」きました。

新小結に昇進した昭和38年7月場所では、横綱柏戸との取組で左足首を骨折し、「ボキッ!」という音が土俵に響き渡りました。この怪我により、幕内から十両へ番付を落とすなど、苦しい時期を経験しましたが、「相撲も、人生も、つまるところは我慢」という境地に達し、不屈の精神で再び這い上がりました。

2025年1月場所では、7日目に廻しの色を明るい緑から黒に変え、5連敗から脱出。同年3月場所では、翔猿関との取組で物議を醸す判定があったものの、翌日の取組で豊昇龍関を破るなど、精神的な強さを見せています。

一般男性
「激しい試練を乗り越える姿勢には、本当に感動させられるよね。」
一般女性
「うん。あの苦しさを知っているからこそ、今の成功が輝いているのだと思うわ。」

琴櫻(元琴ノ若)関の意外な一面

意外な一面1:家族との温かい交流

土俵の上では真剣な表情を見せる琴櫻関ですが、土俵外では家族との温かい交流を大切にしています。

幼い頃、ほぼ毎日のように祖父と近所のスーパー銭湯へ行き、アイスを買ってもらう日課があったという思い出は、琴櫻関にとってかけがえのないものです。

また、相撲大会で2位になった際には「1位じゃないと意味がない。金メダルを取って来い!」と叱咤激励されたエピソードも、彼の負けず嫌いな精神を育みました。

一般男性
「家族との絆が、彼の強さの源なんだろうね。」
一般女性
「本当に。家族との温かい交流が、どんな試練も乗り越える力になるのね。」

意外な一面2:多趣味な一面

琴櫻関は、多趣味な一面も持ち合わせています。趣味はNHKの朝の連続テレビ小説鑑賞、好物は焼肉で、かつては週に5回も焼肉屋に通っていたというエピソードもあります。

また、おしゃれにも気を遣い、廻しの色を明るい緑から黒に変えるなど、伝統と現代の融合を感じさせる一面もあります。さらに、「基本的に靴は履かない。小学校から雪駄」と語るほど、伝統文化への愛着も見られます。

「新横綱の豊昇龍、白星先行 大の里3連勝、琴桜は2敗目」

引用元: article.auone.jp

琴櫻というしこ名

琴櫻関は、2024年5月場所から、祖父のしこ名である「琴櫻」を襲名しました。父である佐渡ヶ嶽親方から「将来は琴ノ若を継承するように」と言われていたものの、祖父への憧れから「琴櫻」を名乗ることを決意したそうです。

このしこ名は、先代琴櫻が十両昇進時に、師匠の現役名「琴錦」と故郷の桜名所「打吹公園」から名付けられた由緒あるものです。琴櫻関は、このしこ名に大きな誇り責任感を感じています。

一般男性
「しこ名に込められた由緒と責任感、すごい重みがあるよね。」
一般女性
「うん。それが彼の誇りとなり、今後の活躍に繋がるんだと思うわ。」

まとめ

今回は、琴櫻関の性格と意外な一面について紹介しました。琴櫻関は、穏やかで優しい性格の中に、熱い闘志と努力家精神を秘めた力士です。

また、土俵の外では家族との温かい交流や多趣味な一面を持ち、祖父のしこ名「琴櫻」を継承したことに大きな誇りと責任感を感じています。

彼の今後の活躍、そして横綱昇進がますます期待されます。

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