北天祐は嫁との間に娘が二人？義理の息子は貴景勝！
北天祐勝彦。
実家のお宝発掘。優勝掲額ダミーのポスターシリーズはこの四枚で最後です。朝潮、霧島、北天祐、武双山(敬称略)。相撲人気が絶頂だった頃の大関四人。北天祐は鬼籍に入り、朝潮は高砂部屋師匠を定年退職、霧島は陸奥親方、武双山は藤島親方として活躍中。 #朝潮 #霧島 #北天祐 #武双山 pic.twitter.com/tFBRoeLYdm
— 安江うに (@unichin) November 3, 2021
昭和から平成にかけて活躍した元大関です。
端正な顔立ちから「北海の白熊」の愛称で親しまれ、多くのファンを魅了しました。
今回は、そんな北天祐さんの家族構成、特に娘や義理の息子である貴景勝さんとの関係性について迫ります。
北天祐ってどんな人？
入門から大関昇進まで
北天祐さんは、1960年8月8日、北海道室蘭市生まれ。
9歳の時に先代増位山にスカウトされ、三保ヶ関部屋に入門しました。
1976年3月場所に本名の千葉で初土俵を踏み、順調に番付を上げていきます。
1978年1月場所には幕下昇進を機に、現在の四股名である北天佑勝彦に改名しました。
これは「北の天の下に生まれ人の右に出る」という意味が込められています。
千代の富士とのライバル関係
その後も順調に番付を上げ、1980年11月場所に新入幕を果たします。
1983年5月場所には、14勝1敗の好成績で初優勝を飾り、場所後に大関に昇進しました。
この場所は新大関の朝潮がいましたが、新大関がいた場所で関脇以下の力士が優勝するのは、戦後15日制下では史上3例目という快挙でした。
大関昇進後は、横綱千代の富士貢と熾烈なライバル関係を築き、数々の名勝負を繰り広げました。
北天祐さんは、千代の富士戦で14勝を挙げており、これは横綱隆の里の16勝、大関朝潮の15勝に次ぐ記録です。
千代の富士との対決は、いつも激しい戦いだったね。
ええ、互いに刺激し合う関係が、相撲界を盛り上げたのよね。
他のライバルたち
北天祐さんは、千代の富士だけでなく、同時期に活躍した他の力士たちとも鎬を削りました。
特に、若嶋津とのライバル関係は有名で、幕下時代から互角の勝負を繰り広げ、大関時代には「黒ヒョウ」（若嶋津）と「白クマ」（北天祐）の激突として、多くのファンを熱狂させました。
琴風、若嶋津、朝潮と共に、昭和58年から約2年間続いた4大関時代を築き、横綱北の湖から横綱千代の富士の最強時代への移行期に本場所を盛り上げました。
糖尿病との闘い
北天祐さんは、現役時代、ウイルス性肝炎からの糖尿病併発という、力士としては致命的な病に苦しんでいました。
しかし、持ち前の精神力でこの病と闘い、44場所という長期に渡り大関の座を守り続けました。
これは、歴代5位という記録です。
引退後
1990年9月場所に、糖尿病の影響もあり30歳で引退。
引退後は、年寄二十山を襲名し、後進の指導にあたりました。
1993年には自身の部屋である二十山部屋を設立し、幕内力士の白露山を育てました。
晩年
2006年3月、脳梗塞で入院。
その後、腎臓がんが見つかり、同年6月23日、45歳の若さでこの世を去りました。
彼の死後、二十山部屋の力士たちは北の湖部屋に移籍しました。
北天祐の家族構成は？
北天祐さんの奥様は栄美夫人といい、二人の娘さんがいます。
長女については情報がありませんが、次女の有希奈さんは、オスカープロモーションに所属し、ファッションモデルとして活動していました。
貴景勝との関係は？
貴景勝さんは、2020年8月に北天祐さんの次女・有希奈さんと婚約を発表しました。
二人の出会いは、2020年2月に放送されたフジテレビ系「ジャンクSPORTS」での共演がきっかけだったようです。
貴景勝さんは、兵庫県芦屋市出身の力士で、2014年9月場所に貴乃花部屋に入門。
2019年3月場所に大関に昇進し、小柄ながら力強い突き押しを武器に活躍、幕内最高優勝4回を記録しています。
有希奈さんは、貴景勝さんを献身的にサポートし、2023年1月には第一子となる長男が誕生しました。
貴景勝さんは、場所後の会見で「（北天佑の）優勝回数を僕が超えた。子供もできた。親孝行というか、そういうことが少しはできたかな」と語っています。
さらに、貴景勝さんの父は、「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」という思いを込めて「貴信」と名付けました。
貴景勝少年は、5歳から極真空手を習い、全国大会で準優勝の実績を残し、その後相撲に転向。貴乃花部屋のキッズクラブで稽古に励みました。
有希奈さんの結婚に際し、北天祐さんの師匠であった増位山大志郎（10代三保ヶ関）は、「うちのおやじ（9代三保ヶ関）は『北天佑を横綱にできなかったことが一番の悔いだ』と言って死んだ。その北天佑の娘さんが貴景勝と間柄になって、これも因縁だと思う」と述べています。
貴景勝さんとの縁は、家族ぐるみの付き合いから生まれたんだね。
そうね。互いに支え合う姿勢が、家族の絆をより強くしているのよね。
北天祐の娘はどんな人？
有希奈さんは、1992年8月13日生まれ。
父である北天佑さん譲りの端正な顔立ちで、モデルとして活躍していました。
貴景勝さんとの結婚後は、家庭に入り、力士の妻として夫を支えています。
北天佑さん、琴風、若嶋津、朝潮の4家族は、子供たちが幼い頃から家族ぐるみで付き合っていました。
有希奈さんは、4人衆の中で最も年下で、天真爛漫な末っ子として可愛がられていたそうです。
家族で旅行に出かけたり、サプライズで親を呼んで写真上映会を行ったりと、温かいエピソードが多くあります。
さらに、父からは掃除の厳しさを教え込まれたという話もあるとか。
まとめ
北天祐さんは、2度の幕内最高優勝を果たし、44場所に渡り大関の座を守り続けた名力士です。
千代の富士との熾烈なライバル関係、糖尿病との闘いなど、数々の激闘を乗り越えてきました。
また、家族からも深く愛される素晴らしい父親であり、娘の有希奈さんは、貴景勝さんとの結婚により新たな家族の絆を築いています。
北天佑さんの生き様は、これからも多くの人々に語り継がれていくことでしょう。