阿武松部屋 〜親方とおかみさんの物語〜
大相撲の世界は、力士たちの熱戦はもちろんのこと、それを支える親方やおかみさんたちの存在も欠かせません。
今回は、そんな相撲部屋の中でも、温かい雰囲気で知られる阿武松部屋にスポットを当て、親方とおかみさんの物語をご紹介します。
阿武松部屋の紹介
阿武松部屋は、1994年10月に12代阿武松親方(元関脇・益荒雄)によって創設されました。
部屋の歴史は比較的新しく、千葉県習志野市に拠点を構えています。
部屋のモットーは「明るく楽しく元気よく」であり、親方とおかみさんの人柄もあってか、アットホームな雰囲気で知られています。
所属力士は幕内のおうのかつ関(阿武剋)を筆頭に、幕下以下の力士も日々稽古に励んでいます。

阿武松部屋って、新しいながらもとても温かい雰囲気を感じるね。

そうね。モットーの「明るく楽しく元気よく」が本当に伝わってくるわ。
親方の紹介
現在の阿武松親方について
<阿武咲引退のお知らせ>
元小結 阿武咲(おうのしょう)
(本名 打越 奎也、阿武松部屋)は引退しました。阿武咲のプロフィールhttps://t.co/glphk9V5Qg#sumo #相撲 #阿武咲 pic.twitter.com/WrvXSK9XS4
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) December 18, 2024
<反物鞄コレクション㊶>
九重部屋・常盤山部屋・雷部屋・二子山部屋・阿武松部屋・荒汐部屋・立浪部屋。#sumo pic.twitter.com/nzctla5mBb— 相撲大好き (@ryogokulove) July 8, 2024
現在の阿武松部屋の親方は、13代阿武松親方(元前頭8枚目・大道)です。
12代阿武松親方(元関脇・益荒雄)の愛称は「白いウルフ」でした。
1982年8月21日生まれ、東京都葛飾区出身。
専修大学卒業後、阿武松部屋に入門しました。
現役時代の四股名は出身中学校の名前に由来する「大道」。
力士としては、序二段優勝1回、序ノ口優勝1回の成績を残しています。
2016年33歳で引退後は、年寄・小野川〜音羽山となり後進の指導にあたり、2019年9月に名跡・阿武松を襲名し阿武松部屋を継承しました。
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阿武松親方の実績と体格
阿武松親方は、身長187cm、現役時代の体重は172kgと見事な体格の持ち主です。
小学校3年生のときには既に160cm、70〜80kg近くあったといいます。
その体格から周囲に勧められて相撲を始めましたが、当初は運動神経が良い方ではなかったそうです。
しかし、持ち前の努力と真面目さで稽古に励み、力士として活躍。現在は親方として部屋をまとめ上げています。
先代の12代阿武松親方
先代の12代阿武松親方は、最高位西関脇で、十両優勝を5回獲得した実力者でした。
これは歴代最多の十両優勝記録です。
現役時代には、白星を挙げると地元福岡県糸田町で花火が打ち上げられるほどの人気力士でした。
のちに健康問題で引退し、部屋は現代の13代阿武松親方に譲られました。
おかみさんの紹介
阿武松部屋のおかみさんは、奥村久子さんです。
元々は美人女子プロゴルファーとして活躍していました。
10歳でゴルフを始め、20歳でプロテストに合格。
ツアーで戦う若手選手として存在感を放っていましたが、力士会コンペのテレビ解説の代役として務めることになったのが、当時押尾川部屋の力士だった益荒雄(後の12代阿武松親方)との出会いでした。
その後、益荒雄との交流を経て、2人の距離は縮まり交際に発展。
結婚後、益荒雄が年寄株を取得し、大鵬部屋の部屋付きから部屋を開き、千葉県習志野市に移転してから、おかみさんとしての生活が始まりました。
相撲界のことは何も知らなかった奥村さんですが、「逆に何も知らないからやれた」と語っています。
親方とおかみさんの関係性
阿武松親方と奥村おかみさんは、年齢が一回りほど離れていますが、互いに尊敬し合い、支え合っている、とても仲睦まじい夫婦です。
おかみさんは親方を「優しい人」と評し、部屋を明るくしてくれるムードメーカーのような存在です。
親方もおかみさんのことを「部屋を明るくしてくれるムードメーカー」と語っています。
先代親方の引退は突然の出来事でしたが、おかみさんは「とても悔しそうだった」と語っており、部屋を支える大切な存在であることが伺えます。
また、阿武松部屋では、力士たちの自主性を重んじる指導方針も採用されており、各力士の個性を尊重し、その長所を伸ばす取り組みがなされています。

親方とおかみさんの絆は、本当に温かく感じるね。互いに支え合っているのが伝わるよ。

そうね。どんな困難も二人なら乗り越えられるって、すごく信頼感があるわ。
子供の有無についての情報
阿武松親方と奥村おかみさんの間には、子供がいるという情報は見つかっていません。
親方とおかみさんの人柄がわかるエピソード
阿武松部屋は、地域貢献にも力を入れており、保育園の園児たちとの交流会や小学生向けの相撲教室など、子供たちと触れ合う活動を積極的に行っています。
このような活動からも、親方とおかみさんの温かい人柄が感じられます。
また、力士たちの自主性を重んじ、個々の長所を伸ばす指導方針も、二人の人柄をよく表しています。
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まとめ
阿武松部屋は、13代阿武松親方と奥村おかみさんの温かい人柄が魅力の、アットホームな相撲部屋です。
親方は大学卒業後に角界入りしたという異色の経歴を持ち、奥村おかみさんは元女子プロゴルファーとしての経歴を持っています。
二人は年齢が一回りほど離れていますが、互いに支え合いながら部屋を運営しており、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。
今後の阿武松部屋の活躍、そして親方とおかみさんの物語にますます注目が集まることでしょう。